私だけに

2018年9月19日 投稿者:

「いやよ 大人しいお妃 (奥さん) なんて なれない 可愛い人形なんて あなたのものじゃないの この私は」
「義務 (家事・育児) を押し付けられたら 出て行くわ わたし 捕まえるというのなら 飛び 出していくわ」
「たとえ王家に嫁いだ身でも 命だけは預けはしない 私が命委ねるそれは 私だけに」

1996年の初演から繰り返し上演されている「エリザベート」が来月、宝塚に再び帰ってきます。
19世紀、皇帝フランツ・ヨーゼフに嫁いだ悲劇の皇妃エリザベートの人生と苦悩を描いた大人気ミュージカルです。
冒頭の歌詞は、劇中、王宮のしきたりや義務にかんじがらめに縛られたエリザベートが自らの自我を歌に乗せて叫びます。

私はこの作品がとても好きで、初演から殆どの再演を観劇していますが、このシーンではいつも涙が溢れます。
同じ女性として、家庭の中で妻として母としての役割を背負い、自分の為のみには自由に生きられない普通の主婦の心の叫びを代弁しているようで、「凄く分かる」と共感し、胸に迫ってくるのだと思います。

待望の観劇の日が近づいてくると、自分の中で宝塚スイッチが入り、殆ど覚えてしまったセリフや歌詞を口ずさんだり踊ったり、家の中では一人宝塚が始まります。
小さい頃は面白がって一緒に歌ってくれた息子は、今では主人と共にそんな私に呆れていますが、どこ吹く風です。

そして今日も掃除しながら、ご飯を作りながら、お風呂の中で気分良く歌っています。
「わた〜し だ〜けに〜」