幅広い規模・業種の法人相手に、
事業継続や再生について提案を重ねてきたキャリア
私は2012年に、保険会社から転職で辻・本郷 税理士法人に入社しました。もともと会計士資格を目指して学んでいたこともあり、知識をより専門的な分野で活かしたい・伸ばしたいと考えたからです。
入社のタイミング、所属していた事務所が仙台事務所であったことから、取り組む案件の多くが法人・個人事業主を顧客とした事業の再建支援に関するものでした。東日本大震災事業者再生支援機構とお客さま企業の間に立ち、デューデリ・ジェンス(対象企業の設備や保有する不動産・金融商品などの資産の調査活動)や会社の組織改革提案、再生計画の立案などに従事しました。
その後は品川事務所に異動となり、所長を務めながら法人顧問業務に取り組み、2019年には辻・本郷 ビジネスコンサルティングに出向、業務改善や事業承継のための提案に取り組みました。2020年には東京事務所の事業承継コンサルティングセンターでの仕事を経験し、2021年からは辻・本郷 ビジネスコンサルティングに転籍となり、現在も同じ立場で業務に取り組んでいます。


Profile

企業の発展のため、存続のため、効率化のため、
千差万別の課題に最適解を模索する
大くくりに捉えると、辻・本郷 税理士法人に入社して以来のキャリアは、企業の再生や承継、組織再編などに取り組み続けてきたキャリアだと思います。
再生や承継に関しては、事業部単位での実施を含むM&Aも課題解決手段に含まれます。IPOなども採り得る手段のひとつでしょう。法人顧問業務には少なからずルーティンといえる業務が存在しますが、私の場合は案件ごとに最適と考えられる策が千差万別となる状況に向き合い続けてきたと思います。
最近では、例えば世代交代に伴う事業承継目的、規模拡大のため、というような目的でのM&A案件が増えています。あるいは、コロナ禍で事業の撤退や組織の再編を余儀なくされる、などというケースも出てまいりました。事業拡大など前向きな目的に向けた提案、生き残りや効率化のために組織や事業を見直す提案。さまざまな課題の解決に向け、これまで培ってきた経験を駆使して事例を積み上げている毎日です。
Work

大手税理士法人のグループ企業が、
コンサルティング業務を提供するメリットとは
税理士法人としての看板で、その類のコンサルティングを提案しようとすると、対象企業にそもそも顧問として税理士が入っている場合、その方々の立場を慮る必要があり、企業側もコンサルティングの受け入れをためらうケースもあり得ます。ですから、ビジネスコンサルティング専業である私たちの看板が必要になるのです。一方、辻・本郷 税理士法人が全国的に展開している法人顧問のネットワーク、顧問先のお客さまとの信頼関係は、私たちに有利に働きます。「(再建あるいは拡大に関する)相談は、信頼のある辻・本郷さんに任せたい」というご意向に沿うことが、私たちなら可能です。全国で活躍する、法人顧問の仲間たちにとっても、私たちの存在が提案の幅を広げていることでしょう。
また、辻・本郷 ビジネスコンサルティングのメンバーには辻・本郷 税理士法人からの出向者や転籍者も多数おり、税務・会計に精通しています。その点は、他社にはない強みといえるのではないでしょうか。
Pick Up

M&Aをはじめとしたさまざまなコンサルティングで、
日本の企業に活力を与えたい
M&Aにおいては、大手企業がその舞台に登場してくることもあり、そうなればさまざまなニュースなどで私たちの仕事が社会に広く知られることになります。上場企業であっても、例えば事業の一部を売却あるいは買収するケースもあり、M&Aは事業継続のため、事業拡大の手段として一般的なものになりつつあります。そうした、世の中に広く知られるような影響の大きな仕事に取り組むことは、かつて私が思い描いていた「なりたい姿」の具現化といえ、忙しい毎日ですが非常に大きなやりがいを感じています。
税理士業務という観点では、将来の姿を先取りしていると思っており、税理士業界でも先頭グループを走れているのではないかと自負しています。
M&A専門の会社と比べると、買収や売却先となる候補のピックアップスピードはいまひとつかもしれませんが、その分税理士業務を通した培った企業を判断する目の確かさには自信があり、より精度の高いマッチングを実現できるのではないかと思います。
税理士としての専門知識と、これまで積み上げてきたコンサルティングのノウハウを活かして、多くの日本企業に活力を与えられる存在になりたいと思っています。
1日の流れ
Schedule
- 9:00
- リモートワーク、
メールチェックとその対応 - 10:00
- webミーティングで
DDやM&Aマッチング状況の進捗を確認 - 13:00
- 外出、移動中にメール確認とその返信
- 14:00
- M&A案件に関して依頼先企業と初面談
- 15:00
- 訪問先近くのリモートワークスペースで
webミーティング - 17:00
- 本日最後のwebミーティングで
組織再編等に関する打ち合わせ - 18:00
- 帰宅し、明日以降の資料作成を行い
19時頃に業務終了


※原稿、所属事務所は回答当時のものです。