自分でできる!相続税申告書の綴じ方を分かりやすく解説しました

ようやく相続税申告書が完成した!しかし、税務署へ提出するには、どのように綴じたら良いのだろうか。綴じ方の決まりはあるのだろうか。
この記事をご覧の皆様はそんな疑問をお持ちではないでしょうか。

結論から申し上げますと、相続税申告書の綴じ方に決まりはありません。
しかし、本記事では、相続税申告数トップクラスの実績を誇る当法人がおススメする相続税申告書の綴じ方についてわかりやすく紹介しております。ぜひ、最後までお付き合いください。


1.相続税申告書の綴じ方に決まりはない

冒頭で述べたとおり、相続税申告書の綴じ方に決まりはありません。「相続税申告書」「被相続人・相続人関係書類(戸籍等)」「財産に関する資料」など必要書類が揃っていれば、どのような綴じ方でも問題ありません。しかし、これらの書類を合わせると、かなりのボリュームになります。
書類の紛失リスクや書類の漏れを減らすために、あるいは、税務署の方の負担を減らすためにも、順番通りに並べて、見やすく綴じて提出する事が望ましいでしょう。


2.相続税申告書の綴じ方を理解するために知りたい「並べ方」

相続税申告書を綴じ方の前に、まずは本章で、報告書や添付資料の「並べ方」についてわかりやすく解説します。

①相続税申告書を順番通りに並べる

1表から15表まで(被相続人の財産により変動)

②被相続人、相続人の必要書類をまとめる

1.法定相続情報一覧図(被相続人、相続人の戸籍)
2.相続人全員のマイナンバー確認書類
3.遺産分割協議書(遺言書)
4.相続人全員の印鑑登録証明書(遺産分割協議を行った場合※原本)

上記の順番が分かりやすいでしょう。
※添付書類は相続する財産や利用する特例によって異なります。

③財産評価に使用した資料をまとめる

1.土地
2.家屋
3.有価証券
4.現預金
5.生命保険
6.その他財産
7.債務・葬式費用
8.上記の他、必要となる書類

上記の順番が分かりやすいでしょう。
※添付書類は相続する財産や利用する特例によって異なります。


3.私たちがおススメする相続税申告書の綴じ方4選

1章でもお話したように、綴じ方に特に決まりはありませんので、1番やり易い方法で綴じていただければ問題ありません。本章では、下の表の通り、おススメ順に解説いたします。

方法難易度おススメ度
ファイリングに綴じる2
クリップでまとめる2
クリアファイルへ入れる1
紐でまとめる3

3-1.ファイリングする(難易度:2 おススメ度:◎)

一番のおススメの方法は「紙ファイルにファイリングする」です。

このようなファイルに、相続税申告書と関連資料を綴じます。

当法人はこの方法で税務署へ提出しております。ファイリングすることにより、資料の整理、漏れを防ぐことができます。税務署の方も見やすく、余計なストレスがかからないのでお互いに気持ち良いですね。

書類の漏れや必要書類に不備があったりすると、税務署から何度も問い合わせを受けるばかりか、心象を悪くしてしまうことにもなりかねません。このように誰が見ても分かりやすく、きれいに綴じることをおススメいたします。オススメ度:◎

3-2.クリップでまとめる(難易度:2 おススメ度:○)

2つ目の方法は「相続税申告書と関連資料をクリップでまとめる」です。

皆さん、一度はこのようなクリップを見たことありますよね?

このクリップで、相続税申告書と関連資料をそれぞれまとめていただく方法です。

この方法なら、資料がバラバラになってしまう心配がなくなりますね。ご自宅にクリップが無い場合、購入する手間がかかってしまいますが、簡単かつ、しっかりまとまるのでオススメ度:〇となります。

3-3.クリアファイルへ入れる(難易度:1おススメ度:△)

3つ目は一番簡単な方法で、「相続税申告書と関連資料を一緒にクリアファイルへ入れる」です。

この方法が一番簡単ではありますが、クリアファイルへ入れるだけだと資料がバラバラになる恐れがあり、順番が崩れてしまう可能性があります。税務署の方の手間が増えてしまいますので、オススメ度:△となります

3-4.紐でまとめる(難易度:3 おススメ度:△)

最後にご紹介する方法は「紐でまとめる」です。

相続税申告書と関連資料に穴を開けて、紐で結ぶ方法です。

一見、簡単そうに思えますがご家庭に「とじひも」ってなかなか無いと思います。また、膨大な書類に穴を開ける作業も大変ですよね。この方法は、資料はまとまりますが、手間がかかるためおススメ度:△となります。


4.さいごに

繰り返しになりますが、相続税申告書の綴じ方に決まりはありません。
しかし、決まりが無いからこそ見やすく、分かりやすく綴じることが重要となります。
ご自身で提出する際は、ぜひこの記事を参考にしていただけますと幸いです。

辻・本郷 税理士法人の相続税申告サービス
一律66万円(税込)の相続コミコミプラン

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