生成AI利活用ガイドライン

当法人が生成AIを利活用する上での基本方針やルールを定めたガイドラインです

2025年9月1日

辻・本郷 税理士法人 生成AI利活用ガイドライン

本ガイドラインは、当法人が生成AI(人工知能)を業務に導入し、活用するにあたり、お客様、事業関連者の皆様へ、その利用方針と安全対策をお伝えするために策定しました。

当法人は、AI技術が税務・会計サービスの品質向上、業務効率化、ひいてはお客様へのよりよい価値提供に貢献すると確信しています。一方で、お客様の重要情報を取り扱う税理士法人として、情報セキュリティとプライバシー保護を最重要課題と認識し、以下の原則に基づき生成AIを利活用してまいります。

1. 生成AI利用の目的

当法人では、生成AIを以下の目的で利用します。

  • サービス品質の向上: 最新の税法や会計基準に関する情報収集や情報共有を強化し、より正確で迅速なアドバイスを提供します。
  • 専門性の深化: 複雑な案件の分析や、新たな解決策の検討を支援し、専門性の高いサービス提供を追求します。
  • 業務効率化: 資料作成、情報収集、定型的な質問への回答補助など、税務・会計業務の効率化を図ります。

2. 顧客情報・機密情報・情報漏えいへの対応

お客様の機密情報は、厳重に管理いたします。

  • データ処理: 学習させる際は、お客様を特定できないよう、データを暗号化・匿名化・除外処理いたします。
  • セキュリティ対策の徹底: 利用する生成AIツールおよび関連システムについては、最新のセキュリティ対策を講じ、情報漏えい防止に努めます。
  • 従業員教育の徹底: 全従業員に対し、情報セキュリティおよび生成AI利用に関するマニュアルおよびチェックリストを作成して、定期的な研修を実施し、ガイドラインの遵守を徹底します。
  • 緊急時の対応体制: 万が一、情報漏えい等の事故が発生した場合は、速やかに原因を特定し、適切な対策を講じるとともに、関係機関への報告、お客様への通知など、迅速かつ誠実に対応します。

3. 生成AI利用における留意事項

  • 学習データの取り扱い: 生成AIが生成する情報は、内容の正確性、完全性を保証するものではありません。特に、税務、会計に関わる学習データにつきましては、その時点での関連法令を参照した上で、有資格者である税理士や会計士によるチェック、および過去の当法人が持つ経験値を参照した形で学習、活用いたします。
  • 著作権・知的財産権の尊重: 生成AIを利用するにあたり、著作権や知的財産権を侵害しないよう細心の注意を払います。

4. ガイドラインの見直し

本ガイドラインは、AIの進展や社会情勢の変化、法的要請に応じて、適宜見直しを行います。お客様、事業関連者の皆様の信頼を損なうことのないよう、常に最適な形で生成AIを利活用してまいります。

当法人の生成AI活用ガイドラインに関するお問い合わせ先

辻・本郷 税理士法人 情報セキュリティ委員会[お問い合わせ