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税理士になるには? 資格取得までの道のり

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税理士になるには? 資格取得までの道のり

日本での難関資格試験のうちの1つである、税理士。
まだ漠然と税理士という職業に興味を持ちはじめたばかりなら、何から始めれば良いのか、どうすれば資格を得られるのか分からずにいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は税理士になるための道のりをご紹介いたします。

税理士試験の受験資格

税理士試験の受験科目は、大きく分けて「会計科目」と「税法科目」の2つがあります。
令和5年(2023年)4月から受験資格が緩和され、会計科目は誰でも受験することが可能になります。
税法科目は学識による受験資格、資格による受験資格、職歴による受験資格のいずれか1つの要件を満たせば受験資格が得られます。

学識による受験資格(令和5年(2023年)4月1日から)

  • 大学、短大または高等専門学校を卒業した者で、社会科学に属する科目を1科目履修した者
  • 大学3年次以上の学生で社会科学に属する科目を含め62単位以上を取得した者
  • 一定の専修学校の専門課程を修了した者で、社会科学に属する科目を1科目以上履修した者
  • 司法試験に合格した者
  • 公認会計士試験の短答式試験に合格した者

社会科学に属する科目:法律学または経済学に属する科目のほか、社会学、政治学、行政学、政策学、ビジネス学、コミュニケーション学、教育学、福祉学、心理学、統計学等の科目。

資格による受験資格

  • 日商簿記検定1級合格者
  • 全経簿記検定上級合格者

職歴による受験資格

  • 法人または事業を行う個人の会計に関する事務に2年以上従事した者
  • 銀行、信託会社等で資金の貸付け、運用に関する事務に2年以上従事した者
  • 税理士、弁護士、公認会計士等の業務の補助事務に2年以上従事した者

税法科目の受験にあたり、どの受験資格を得るかは人によってさまざまですが、最短ルートとして簿記検定の合格を目指す方が多いのではないでしょうか。
ただ、この簿記検定も合格率が平均10%台と難関な資格になります。

その他にも金融業関係の仕事に就かれていた方が、職歴を利用して税理士を目指しているケースもみられます。

税理士試験にはどんな受験科目があるのか

税理士試験の受験科目は下図の11科目です。当試験は科目合格制ですので、これらのなかから受験する科目を選択して5科目合格することによって、税理士試験に合格したことになります。

税理士試験の試験科目

税理士試験では、会計学と税法に関する知識が問われます。会計学を2科目、税法を3科目で合計5科目の合格が必須です。簿記論・財務諸表論は会計学科目に該当し、必須受験科目になります。

他の科目は税法科目に区分されます。このうち、所得税法・法人税法はどちらかの受験が必須になります。
どの科目も合格率は10%~20%と、難関な試験となっています。

なお、税理士試験は1年で5科目に合格する必要はなく、毎年1科目ずつ受験して合格科目を積み重ねていくことも可能です。科目は合格すれば一生有効なものになります。
5科目揃うまでは合格したと言えませんが、私たち税理士業界では、一部科目合格している方を「科目合格者」と呼んでいます。

税理士試験の免除制度について

税理士試験には一定の要件を満たせば、受験科目が一部免除となる制度があります。
その要件は、次のようなものがあります。

弁護士または公認会計士資格を有していること

この場合は全科目の受験が免除されます。
ただし、公認会計士については税理士になるために一定の研修を受ける必要があります。

学位取得による科目免除

学位取得とは、大学院に進学し論文を執筆して学位を得ることをいいます。
学位を無事に得ると、試験科目を2科目免除されることとなるので、税理士試験に3科目合格すれば税理士資格を取得することができます。

税務署に一定期間勤務したこと

税務署の職員として、10年または15年以上勤務すると税法科目が免除され、23年または28年以上勤務すると会計学科目が免除されます。

最近では税理士試験を5科目受験せず、科目免除制度を利用して税理士を目指している方の割合も増えています。
5科目合格しようとすると、10年以上の期間を要することも珍しくありません。効率よく税理士資格を取得したい方にとっては魅力的な制度になります。

日本税理士会連合会に登録して、ようやく税理士を名乗れる

試験に合格したら、次は「日本税理士会連合会」に登録することになります。こちらに登録しなければ、税理士を名乗ることはできません。

ただし、実務経験が必要

登録には2年以上の会計に関する事務の実務経験が必要になります。
経験の積み方も受験生によってさまざまで、学生のうちからアルバイトとして会計事務所や税理士事務所で働いたり、社員として税務・会計職に勤めながら試験勉強に励んでいる方をよく見うけます。

もちろん、私たち辻・本郷 税理士法人にもこうしたスタッフが多く在籍しており、資格取得応援制度が設けられています。興味をもたれた方は、当法人のリクルートサイトをご覧ください。

おわりに

税理士は納税者の方に代わって、税務代理や税務書類の作成をしたり、納税者の方からの税務相談に応じたりと、社会的責任がきわめて高い職業です。
そのため、難易度の高い試験を国が設定することは当然です。

合格までは長い道のりですが、税や会計の専門家として会社経営への助言を行ったり、相続税の申告業務など、他の職種ではできない多くの経験をすることができ、日々やりがいを感じることができる魅力的な職業です。

今から税理士を目指すことをお考えの方は、途中で諦めることなく最後までやり遂げる信念をもって資格取得に励んでいただければと思います。

過去のトピックス『税理士試験の合格発表がありました』では、受験体験について記しています。
この記事を読んで税理士資格取得に興味を持たれたら、ぜひ参考にしてください。

執筆担当:横浜事務所 伊藤 大輝

<参考サイト>
【日本税理士会連合会】税理士の資格取得

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