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社長も経理担当者も知っておきたい、法人企業の税務調査の流れ

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法人企業の税務調査の流れ

会社の経営者や経理担当者であれば、税務調査のことがつねづね気になると思います。

最近は新型コロナウイルス感染症の影響で調査件数が減っていましたが、今後はコロナ前の水準に件数が戻っていくと考えられます。
もしかすると、御社にも税務調査が入るかもしれません。今回はご参考までに、法人企業の一般的な税務調査の流れをご案内します。

税務調査の日程はどう決まる?

税務調査には、ある日突然税務署の調査官が会社に訪れて調査が始まるイメージをお持ちかもしれませんが、そのようなことは滅多にありません。
基本的には、税務代理を依頼している税理士に税務署から連絡が入り、税理士を通じて日程調整や調査を行う場所を決めていきます。

日程調整は税務署が候補日を挙げますが、会社の都合もありますので無理をして合わせる必要はありません。日程の調整は融通が利きます
ただ、税務調査を半年や1年後まで先延ばしにするようなことは難しいでしょう。

税務調査は何日間かかる?

会社規模にもよりますが、2~3日間かけて直近3期分の帳簿書類を調査されることが一般的です。
税務調査を行う場所は本社の一室で行うことが多いですが、場合によっては税理士事務所の会議室などを利用して行うこともあります。
日程と調査場所が決定しましたら、いよいよ税務調査が始まります。

税務調査の際に用意する資料

税務調査の際に用意すべき資料は次のものがあります。

  • 会社概要関係:会社案内、組織図
  • 帳簿関係:総勘定元帳、売掛帳、買掛帳
  • 売上仕入関係:見積書、納品書、請求書、領収書
  • 棚卸関係:在庫表
  • 経費関係:請求書、領収書
  • 給与関係:源泉徴収簿、タイムカード、扶養控除申告書、社会保険関係届出書
  • 契約書:金銭消費貸借契約書、不動産賃貸借契約書、商取引に関する継続的取引の契約書
  • その他:株主総会議事録、取締役会議事録、稟議書

この他にも、調査官から必要に応じて資料の提示を求められることがあります。

税務調査初日の流れ

税務調査のイメージ

税務調査は10時から16時まで行われることが一般的です。

税務調査初日の午前中は調査官の挨拶から始まり、会社の社長または財務担当役員に調査官から会社案内や組織図を使用して事業の近況について聞き取りが行われます。
社長はこの聞き取りが終われば離席しても問題はなく、経理担当者と税理士でこれ以降の調査を進めていくことになります。

ちょっと気になる疑問… 調査官の昼食は用意する?

お昼休みは1時間ありますが、調査官は調査場所で昼食を済ませることはなく、外で済ませます。そのため、会社側で調査官の昼食を用意する必要はありません。

初日午後の流れ

午後からは、総勘定元帳などの会計帳票を用いて調査が進められていきます。
ポイントごとに調査官から質問が入るので、これに回答していきます。
なお、質問に即答する必要はありません。回答までに時間を貰えるので、あせって回答しないようにしましょう。
16時になりましたら、初日の税務調査が終了します。

2日目以降の流れとその後の対応

2日目以降の調査の進み方は初日と大きく変わりありません。調査官からの質問に回答しながら時間が経過していき、最終日の夕方に調査官から税務調査の総括が行われます。

総括の場には、社長も同席されることが望ましいです。
総括は調査官が気になった点などを話しますが、その場でいきなり修正申告を求められたりすることはありません

会社での調査終了後の流れ

調査官が気になった点を税務署内で精査し、税理士へ連絡が来ます。
税理士が税務署の意見を確認したら、社長・経理担当者に調査結果の概要を説明し、修正申告に応じるか、修正申告には応じずに税務署と交渉するかを検討します
税務署との交渉が完了し、修正申告すべき事実がなければ税務署から是認通知書が会社に届いて調査が終了します。修正申告が必要であれば修正申告書を税務署に提出し、納税が完了した時点で調査が終了します。

おわりに

コロナ禍で業績が落ち込んだ企業もあれば、業績が伸びた企業も多くあり、税務調査は日々行われています。
日頃からの税理士との連携や、適切な会計処理が税務調査の対策に繋がります

税務調査対策、対応等でお困りごとがありましたら、お力になれるよう尽力しますので、私たち辻・本郷 税理士法人へご相談いただければと思います。

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執筆担当:横浜事務所 伊藤 大輝

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